皆さんは香水を手作りしたことはありますか?
実は自分の好きな香りを調合して自分だけのオリジナルな香りを作ることが初心者でもできることを知っていましたか?
市販に売られている香水で自分好みの香りが見つからない、市販のものは香りがきついなど自分の求めている香りと出会えないがために香水を身につけることから遠ざかってしまっている方も少なくないと思います。
ではそこで香水を趣味にして自分で作ることができたらいかがでしょうか。
香水を手作りする男性は、女性にとって魅力的な存在に映ること間違いなしです。なぜなら、香水を手作りすることは、自分の好みや個性を表現できるだけでなく、感性や創造力、センスも必要な趣味だからです。
今、ふと「僕には創造力やセンスがないから無理だ」と思ったそこのあなた!
全く問題ありません。必要な準備物と基本的な調合方法をご紹介しますのでそちらを参考にチャレンジして頂ければ十分、趣味として楽しんでいけます。
香水作りをすると楽しさを感じられることはもちろん、自分が知り得なかった世界や自分自身の新たな発見があります。
香水を手作りする男性は、自分の魅力を引き出す香りを知っているだけでなく、女性の好みにも敏感です。また、香水を手作りすることは、リラックス効果やストレス解消にもなり仕事やプライベートで上手くいかなかった時なども香りの力で脳の切り替えもできます。
そのような観点から香水を手作りする男性は、心身ともに健康でバランスの取れたライフスタイルを送っていくことも出来るようになるでしょう。
この記事では、香水を手作りするイケてる男の趣味について、具体的な方法やメリット、注意点などを紹介します。香水を手作りすることで、自分の魅力を高めるだけでなく、女性にもモテるようになるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
エッセンシャルオイル、アロマ、フレグランスの違い
まず香りについて触れていく前に知っておかなければならない内容がエッセンシャルオイル、アロマ、フレグランスの違いです。
実は香り好きな方もこの違いについて明確に分かっている方が少ないのが現状です。そこでこの違いについて分かりやすく解説していきます。
まずアロマについてです。アロマ(Aroma)は芳香の意味になります。これは香りのあるオイルの総称なのです。その中に天然香料と人工香料(合成香料)があるという位置づけになります。
天然香料(自然由来のモノ)をエッセンシャルオイルと言います。例えばハーブなどの植物、葉、茎、樹皮などから抽出された、芳香性のエキスのことを指します。
人工香料(合成香料)もエッセンシャルオイルで、天然香料とは違い科学物質で作られる香りのことを指します。
ではフレグランスは何かと言いますと、香り製品全般のことを指します。香水、芳香石鹸やボディーローションなどもフレグランスの一部です。
分かりやすくまとめたものが下記の図のようになります。
これらを知っておくことで香りの材料を揃える際にミスを防ぐことができます。
香水を手作りする方法(プロ仕様)
香水を手作りするには、まず必要な材料と道具を揃える必要があります。
通常の香水を作ろうと考えたとき、ネットで調べると必要なモノが出てきますが、今回は香りのプロが実践している材料と作り方を特別にお教えします。
- 精油(エッセンシャルオイル):約1,000円前後
- 精製水:約100円~
- アルコール(無水エタノール):約500円~
- 保湿剤、防腐剤(BGブチレングリコール):約1,000~2,000円
- 乳化剤(PEG水添ヒマシ油):約1,000円前後
- 活性炭(粒子タイプ):約500円~
道具は、保存容器(スプレーボトルなど)計量カップ、スポイト、ビーカーなどです。
そしてプロ仕様で作るために、スターラーもしくはボルテックスなどミキサー(かき混ぜる機械)を準備しておくと、よりレベルの高い香水が出来上がります。
- 精油
精油は冒頭で述べたエッセンシャルオイルです。ご自身の好きな香りをチョイスしましょう。
- 精製水
精製水はミネラル成分や微生物などを除去した純度の高い水です。
- 無水エタノール
無水エタノールはアルコールです。アルコール臭が強く出てしまうためアルコールに活性炭を入れ良くかき混ぜその後、ろ過する事でアルコール臭を軽減させることができます。
- BGブチレングリコール(保湿剤、防腐剤)
BGブチレングリコール(保湿剤、防腐剤)は無色透明の液体でグリセリンよりもサラッとしていて保湿剤、防腐剤として重要な役割を果たします。
- PEG水添ヒマシ油(乳化剤)
PEG水添ヒマシ油(乳化剤)は無水エタノールと香料は「油」、精製水は「水」なので通常は綺麗に混ざりにくいものを混ぜ合わせるいわば仲立ちをするものです。
香水は、トップノート(最初に香る部分)、ミドルノート(しばらく香り続ける部分)、ラストノート(最後に残る部分)の3つの層から構成されます。
それぞれの層に合わせて、精油の種類や量を選びます。
一般的には、トップノートには柑橘系やミント系などの爽やかな香り、ミドルノートにはラベンダーやローズなどの花系やハーブ系の香り、ラストノートにはサンダルウッドやバニラなどの木系や甘い香りが使われます。
精油の量は、全体の2~5%程度が目安です。
- 30mlオードトワレ香水を作りたい場合
香料1.5ml,精製済み無水エタノール25.5ml,BG3ml(10%)
- 30mlアロマスプレーを作りたい場合
香料0.6ml,無水エタノール3ml, PEG水添ヒマシ油3ml,精製水23.4ml
最後に、材料を混ぜて(ミキサーなどで)、これで香水ができあがりました。
できあがったら小さなボトルに移し替えて保存します。保存する際は、直射日光や高温多湿の場所を避けてください。また、完成した香水は1週間程度寝かせることで香りが落ち着きます。
香水作りは難しいものではありません。注意する点は分量や香りの調合ですので分量をメモ書きし、香りもコーヒー豆などで鼻のリセットをしながら進めていくと良いです。
香水を手作りするメリット
香水を手作りすることに7つのメリットがありますので、ご紹介します。
1.自分の好みや個性に合わせてオリジナルの香りが作れる
世界に一つだけのオリジナルの香水ができるので自分好みで愛着も沸き香りを楽しむことができます。
香りを身にまとう頻度も上がり女性からも好感を持たれやすくなります。
2.市販の香水よりも安くて安全な材料で作れる
市販の香水ですと高くついてしまいますがオリジナルで香水を作ると市販の香料に比べて安価に香水を作ることができます。
また、天然香料のみで作ることができるので市販の香水と比べて合成香料を使用せずに済むので安全性が高いと言えます。
3.香水作りの過程で楽しめる
様々な精油を組み合わせながら香りの変化を楽しみつつ、自分の求める香りを完成させていく過程を、まるで冒険をしている感覚で楽しむことができます。
4.香水作りの知識や技術が身につく
香水作りに関してどんな香料が使われていて、その香りにはどんな効果があるのかなども知識として知ることができ自分のスキルアップにも繋がります。
そしてリラックスしたい時、集中したい時、リフレッシュしたい時などにどんな香りを嗅ぐと良いかアドバイスもできるようになります。
5.香水作りを通じて感性や創造力、センスが磨かれる
香水作りには発想力やセンスが大事になります。
どんなシーンで身に纏いたいか、トップ・ミドル・ラストノートでどのような香りで変化させたいかなど、目に見えない香りの変化を演出していく上でセンスが磨かれます。
6.香水作りを趣味として共有できる
香水作りを趣味にすることで興味を持ってもらいやすくなり、女性とも香水作りを一緒に共有できます。香水作りを趣味にする男性はモテることは言うまでもないでしょう。
7.香水作りをプレゼントや自慢話として使える
女性のために自身で作った香水をプレゼントできる優越感を味わうことができます。
通常、香水を女性にプレゼントする際は市販のものを購入することがベターとなっていますが、あえて趣味の香水作りから、プレゼントする女性の好みの香りをリサーチしながらオリジナル香水を製作しプレゼントする事で女性からも喜ばれること間違いなしです。
香水を手作りする注意点
香水を手作りすることには、以下のような注意点があります。
精油は必ず希釈する
精油は直接肌につけると刺激やアレルギーの原因になることがあるので、必ず希釈して使いましょう。
ご自身で調合をするので香水完成後、使用する前にパッチテストをして使用に問題ないかの確認をする必要があります。
肌に合わず痒みが出てしまったりする恐れもあるので、必ずテストをおこないましょう。
精油は火気に近づけない
精油は油ですので引火性があります。絶対に火の元には近づけないようにしましょう。
精油はペットや子供の手の届かない場所に保管する
誤飲してしまったり、誤って目に入ってしまう危険がありますので、子供やペットが手の届かない場所に保管するようにしましょう。
もし誤飲や目に入ってしまった場合は医師に相談しましょう。
精油は使用期限や保存方法に注意する
窓際など直射日光のあたらない冷暗所に保存しましょう(常温保存)。
コンロの近くやファンヒーターの前などは引火する恐れがありますので、決して置かないで下さい。
香りは変化する
香水は自分の体臭や体温によって香りが変わることがあるので、試しにつけてみるのが一番です。
自分好みの香水を作れたとしても、実は体臭や体温によって香りの変化が著しく起こりやすいケースもあります。
なので変化がどのようにあるかある程度テストをするようにしましょう。あまり変化が起きにくい、髪、くるぶし、肘、くるぶし、爪など体温が低いところに香水をつけることもおススメです。
香水は他人に不快感を与えないように適度な量にする
自分が好きな香りだとしても、強すぎたり不快な香りだった場合は、相手への印象もガタ落ちになってしまうのでつけすぎには十分に注意しましょう。
何事もほどほどにすることが一番です。付ける量はもちろん、時間間隔などを意識すると程よく香り好印象を与えることができるかもしれません。
まとめ
香水を手作りするイケてる男の趣味、いかがでしたか?香水を手作りする方法やメリット、注意点などを紹介しました。
香水を手作りすることは、自分の魅力を高めるだけでなく、女性にもモテるようになるかもしれません。
手作りの香水をプレゼントして距離を縮めたり、一緒に作ってみたりすることで好感度は一気に上がると思います。
香水を手作りして自分だけのオリジナルの香りを楽しんでみてください。
それでは。